青空放牧豚(琉球在来豚アグー)の生産者であるダイゴローさん、名前のない料理店のシェフ大将からご依頼をうけ、「名前をとられたアグー」というリーフレット制作のお手伝いさせていただきました。
アグーに関しては、いろんな意見があると思いますが、
それぞれの意見を自分で確認して、
ぜひ判断してもらえたらと思います。
ぼくは、世に出ている沖縄県の資料やJAの広告を読むたびに、
矛盾があるように感じます。
その一方で、絶滅しかけたアグーがいまのカタチに戻るまでのお話し、
そして、ダイゴロウさんや大将の意見を聞くと、すんなりと納得できます。
アグーの問題は、「名前」の問題です。
と、言えると思うのです。
交配種(母は白い豚)を「あぐー」と表記し続けることで、
今後、生じるであろう混乱。
雄も雌も、琉球在来豚である「アグー」に対して、
「“アグー”と表記するな」ということで、
今後、生じるであろう混乱。
どうすることが、消費者のためになるのか。
また、アグーという種のためになるのか。
そこに立ち返ることができるといいなと思います。
個人的には、これは、ある意味、県の畜産のあり方や、
食の安全をまもるJAの姿勢が問われている事柄だと思っています。
だからこそ、真摯な対応を心から期待しています。
このリーフレットを詳しく読みたいという方や、
アグーのことについて、もっと話しを聞いてみたいと言う方、
また、交配種ではない琉球在来豚「アグー」を食べてみたいと言う方は、
ぜひ4月25日(土)開催の
アグーdeごはんに
出かけてみてください。
それまでに、このリーフレットのなかみを知りたい!と言う方は、
コチラをご覧ください。
*小さくて読みづらい画像は、クリックすると大きくなったりします。
だけど、決して、交配種を否定するワケではありません。
交配種には、アグーの血が混ざっているワケだし、
それによって、他の豚肉とは違う旨さがあると思います。
また、その旨味を、できるだけ安価で、
そして、広く味わってもらえる良さがあると思います。
ただ、交配種を「あぐー」やら「アグー」と表記するのは、
違うのではないか、と、思うのです。(ややこしいもん!)
くどいようだけど…
アグーの問題は、「名前」の問題。
だと、思います。