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2010年 02月 11日
広告(特にコピーライター)の仕事は必要なのか…と
悩むことがありました。 沖縄に来てからは、特にその思いが顕著になることもありました。 (だって色々とあったのだもの…。寂しく遠い目) でも「思い」や「考え」をきちんと伝えるのって、 意外と(相当)むずかしいと思うのです。 自分が考えていることを、そのまま言葉にしたら伝わるのか。 また、最近ではデジカメ(しかも個人でプロ仕様のモノを持っていたりも!)も 普及しているし、自分で絵(画像)もつくれてしまうってことが 多々あると思います。 でも、でもですね、 じゃ、それですべてが伝わるのか。 伝えたいことが、そのままカタチにできるのか。 って言うと、それはまた別の問題だと思うようにもなりました。 (実は、これはだいぶ前から思っています) ぼくは、広告の仕事は、翻訳することに似ていると思っています。 翻訳って、そのまま直訳しても伝わりません。 でも、その場面で必要に応じて,言葉を言い換えたり、 ニュアンスを相手の立場にあわせて変えてみたり、 また、言葉だけじゃなくて、絵や写真を添えてあげたり… そうやって、真意を伝わりやすくしてゆくお手伝いを、 ぼくらのような仕事はしていると思うし、 そんなことが大事だと思うのです。(あくまでも私的な見解です) と、ずいぶん前置きが長くなったけど、そんなことを実際にカタチにしたのが、 今回、読谷村の新しい村長に選ばれた石嶺伝実さんの政策リーフレットづくり。 会って話を聞くと、よくわかる話。 よーくわかる話でも、そのまま伝えようとすると、 話が膨大だし、何がなんだかわからなくなってしまいます。 そして、いかにも「選挙」って感じのものになると、 これまで関心がなかった人に、 聞く耳すらもってもらえないのでは…。 そんなことなどを「払拭したい」ってところから、 今回の話は、はじまりました。 話の内容は、経済、福祉、返還地、地域のつながり、 文化、個々の生き甲斐…、と、ほんとに多岐にわたりました。 資料もいろいろ。 また、村長(当時は副村長)自身が、さまざまな企画立案をもってらっしゃり、 それを、わかりやすいキーワードにされていました。 プラス、若い優秀なスタッフや、ふるいご友人の方々の行動力と企画力。 (ほんとに勉強になりました) だからこそ、伝えたいことが、ほんとに盛りだくさん! そこを、どのように整理していくか。 また、どんなビジュアルにしていくのか。 そこが課題でもあり、慣れない分野だけに むずかしくもありました。 でも、おもしろい時間でした。 人と人を結んでいく発想が、行政のトップの人の頭のなかにあります。 それって、ほんとにおもしろいよなぁと思うのです。 ちなみに、余談だけど… いま、読んでいる「竜馬がゆく」のなかでは、竜馬と中岡慎太郎が 薩長同盟の締結にむけて動いている真っ最中なのです。 って,話をかぶらせすぎ? いずれにしても、この村の魅力や潜在能力が、 どう引き出されていくのか。 これからがほんとうに楽しみだし、期待しています! 村づくり。みんなで良い方向へむかってがんばれたら おもしろいなぁと思います。ワクワクします。 撮影:青塚博太 デザイン:大西広告制作所 企画構成と文:アイデアにんべん
by kurokawanwan
| 2010-02-11 13:17
| にんべんのお仕事報告部
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