司馬遼太郎さんの「世に棲む日々(1〜4)」を読了しました。
久々に読んだ長編です。
かなり読み応えがありました。
お話の内容は、とっても長いので割愛しちゃいますが、
印象的な部分がいくつかありました。
この物語の主人公はふたり。
吉田松陰と高杉晋作。
この両名とも28、9でなくなっています。
短い人生です。
でも、吉田松陰は言っています。
「どの人間の生にも春夏秋冬がある」と。
その一節を読んで、
ぼくの人生は、どのあたりかなぁ。
って思いました。
まだまだいろんなモノを吸収して、
どんどん伸びて行かなきゃと思っている時期なので、
初夏あたりかもしれません。
また晩秋あたりだと、どんな人(夫婦)になってるのかぁ
そんなことを思ったりしました。
そして高杉晋作の辞世の歌が、
物語の最後で紹介されていました。
おもしろき こともなき世を おもしろく
教科書でしか知り得なかった辞世の歌(上の句のみ)だったのですが、
生き様を読んできた直後だけに、かなり響いてきました。
ぼくも、おもしろくないと思うことでも、考えようによっては、
ものすごく面白いことになるって思うことが多々あります。
(もちろん、その逆もあるけど…)
考え方次第だな、そんなことを思いました。
今までは、高杉晋作と言えば、
目の下からあごのラインが気になるだけの人でしたが、
その行動力とあっけらかんとした人物像にあこがれました。
明日から、どうしても見てみたいと思った展覧会へいきます。
どんなことを感じて帰ってくるのか、楽しみです。
で、この次は…。
長州、山口へいきたいなぁ。なんて思っています。