昨夜は、日頃からお世話になっているモリさんやはあこさんからのお誘いもあって、琉球フォトセッション2008へ。写真とものがたり(朗読)が紡ぎ出す2時間。
沖縄を訪れた人なら感じるであろう、美しい風景や、プロのカメラマンじゃなくても、思わず写真におさめたくなるような被写体の多さ。だからこそプロのカメラマンはもとより、ぼくのように普通に暮らしている人でさえ、いろんなモノを思わず撮ってしまう。
会場で写し出された写真のなかには、家族の何気ない写真や知らないのにどこか懐かしい思いになるようなモノもありました。ごあいさつをされていた写真家の垂見健吾さんや三枝克之さんの言葉にもあったと思うのですが「いまの写真も50年経てば50年前の写真になる」。
そうした繰り返しがあったからこそ、いま、ぼくらは昔の風景や暮らしや戦争の様子さえも、知ることができます。
でも、言葉はつづき「それらをまとめ保存していくような機関がないから、散逸していく可能性があります。だから、そういった写真を収集、保存、そして活用することで、沖縄の文化の継承と発展、そして観光などの産業振興をめざしていく」。NPOちゅらしまフォトミュージアムは、そんな団体だそうです。
それにしても、いろんな写真がありました。
でもですね、どうしても朗読している人や歌う人の方に目がいってしまい、ときどき写真を見るのを忘れてしまってました(苦笑)。
とは言え、その言葉と写真が、いまも残っています(ほんとに)。
朗読を聞くことは、これでおそらく三回目なのだけど、朗読っていいな。
それぞれの読み方が、おもしろかったです。
ちなみに、1回目は神戸で村上春樹さんの自著を読む朗読会、
2回目は詩のボクシングでした。
こちらも、いま思い出しても「よかった」と言いたくなるほどのイベントだったのだ。
ラストを飾った宮古島出身のシンガーソングライターの下地勇さんの歌声にも聞き惚れました。宮古の言葉はさっぱりわからないのだけど、言葉と声から伝わってくるものを感じました。何をうたっているのか、そのさわりがすこしでもわかったらきっと、もっとおもしろいだろうなぁ。
写真と言葉が響きあう、いいイベントだったな。
次回もたのしみです。