よりみちパン!セシリーズの奥深さに惹か
れ、図書館で借りられるものを順番に借りて読んでいます。
先日は、年越し派遣村などで陣頭に立って活動されている
湯浅誠さんの「
どんとこい、貧困」を読みました。
いまの世の中に必要なことが、ギュッと詰まっている一冊だなぁと思いました。読み進めるうちに、個々の政策ももちろん大事だけど、きっと、その枠組みそのものを考え直さないといけない時期なんだなとも思いました。
同時期に「広告」の最新号(今回/Vol.380の特集の組み方も素晴らしい!)を読んだことや、他の本、そして自分の周り(仕事や生活)からも影響を受けてのことだけど。
なにわともあれ、まずはこの湯浅さんの本です。
本の帯に書かれた言葉が、
この本の全容を語っています。
競争、無関心、上から目線。誰もが誰かを、そして自分
を痛めつづけ、人間の尊厳も社会のシステムもボロボロ
になってしまったいま、派遣村村長が静かな情熱をもっ
て子どもたちに書き下ろす。ごまかさずにあきらめずに、
もう一度、希望をつくりだそう!
本書のなかにアメリカのジャーナリストであるグリーン
ハウスさんの言葉が紹介されていました。
「見えないことが無視につながり、
逆に関心は尊重につながる」
もちろん社会の問題について指した言葉なのだけど、自分
自身の、日々の行いに対しても言えることだなと反省です…。
次は、湯浅さんの著書である「
反貧困」(岩波新書)と
引用されていたグリーンハウスさん(ニューヨークタイ
ムズの記者さんだそうです)の「
大搾取」を読んでみた
いのです。
先述の雑誌「広告」内にはコピーライターの
前田知己さんが担当されている「広告脳な言
葉、非・広告脳な言葉」というコーナーがあ
ります。
そこで紹介されていた広告脳な言葉が、衆議
院議員選挙長崎2区で初出馬・初当選に挑ん
だ福田衣里子さんの言葉でした。
「命を奪うのも政治なら、
命を救うのも政治。」
強い言葉だなぁと思うのです。
ちなみに、非・広告脳な言葉は…
割愛しておきましょーね。