何年かに一度、やってくるボクのダウンタウンブーム。今回は、松本人志さんが日経エンタテイメントで連載していたという映画の本をきっかけにやってきました。
はじめは、あまり期待せずに開けた本だけど…。最初のページに書かれていた「世間でいいとされてるもんをクサすことで、自分がもっと上の存在だみたいに思わしたがる人もいるけど、いいもんはいいと認めんかったらウソでしょ。自分が恥ずかしい思いをするだけです。」の一文を読み、急に、俄然、読む気が湧いてきました。
これは、ここ数年の映画を、彼の視点でみた感想が綴られています。映画の「おもしろい」「おもしろくない」の基軸が『笑い』にある点が他の映画本との大きな違い。
一般的に悲しい(哀しい)とされる場面も、
彼の基軸をもってすると「笑い」になったりする点にフムフム。
人間の「悲喜」って、どちらもすごいエンタテイメントに
なる可能性を持っている。そんなことにワクワク。
見たことのある映画も、これを読んだら、
もう一度、見たくなっちゃいました。
ライフ・イズ・ビューティフル
バッファロー66
雨あがる
海の上のピアニスト
ダンサー・インザ・ザ・ダーク
初恋のきた道
リトルダンサー
マルコヴィッチの穴
ショコラ
などなど、いろんなジャンルの映画が紹介されています。
書名:シネマ坊主
著者:松本人志
出版:日経BP社
価格:1000円(税別)