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2006年 10月 29日
帰省三日目。(奈良)
三日目は奈良へ。ひさしぶりにユウと会いました。 近鉄奈良駅前で待ち合わせをして、 まずはカフェ南果さんへ。 いつも隣で仕事をして、一緒に暮らしているので、 こうして、待ち合わせをすること自体がとっても新鮮。 バスを降りて、少し歩くと古い趣のある長屋が見えてきました。 どうやらここが南果さんのよう。静かで落ち着いた場所。 ユウが通っていた大学のあるあたりです。 数年前まで、沖縄でガラスの修行をされていた方が、 経営されているお店は、なかに一歩足を踏み入れただけで、 その人柄が感じられるような場所でした。 まだ、よく存じ上げてない方ですが、自分らしく仕事をされている感じが 漂っている方で、とっても魅力的でした。 それが、きっとお店の雰囲気にもつながってるんだろうなぁと思いました。 お料理は、秋の食材をていねいに使われたものがズラリ。 どれもからだがおいしい! と喜ぶのを感じる味わいだったのですが、 特に、柿をくりぬいて器にされていた柿の白和えが、 とってもおいしかったです。 お料理を運んでくださるときなどに、時折交わす会話も 心地よいリズムで、ここに根が生えてしまいそうでした。 食後は、少し歩きました。 どこへいくでもなく、歩いていると 興福寺のヨコにある猿沢池にたどりつきました。 ここには、ものすごい数のカメが住んでいます。 何か食べ物をあげたいなぁと思ったけど、 あいにくなんにも持っていません。 そこで、生えている草をちぎって あげてみたところ… 来るわ、来るわ。 広い池のアチラコチラからカメが大集結。 あの瞬間、ユウとボクは、間違いなくカメ使いになっていました。 でも、草をあげるときの仕草が、 鳩などにエサをあげる仕草に似ているせいか(ポイッと放る感じ)、 しばらくすると鳩たちに、囲まれてしまい、 怖くなって退散しました。 そして、奈良公園でシカ見物。 あらためて考えると、シカが自由に歩き回っているのって、すごい光景だと思います。駐車場の看板にもシカのことが書かれていました! 近くの興福寺では、国宝特別公開をやってたけど、 ユウは、前日に法隆寺で、これでもか! というほど、 仏像を見たらしいので、今日はパス。 美しいチラシ(きれいだった)をもらって、それで堪能しました。 あと、本当は「正倉院展」が見たかったけど、 残念ながら翌週からのスタート、ということでこちらも断念。 それにしても、三日しか経ってないけど、すでにふたりとも疲れが 濃くなってきていました(苦笑)。 だから、奈良公園のベンチに座って、遠足ではしゃぎまわっている 子どもたちの様子を見つつ、ぼんやり。 その後、南果さんで教えてもらった 大和郡山の「豆パンアポロ」さんへ足を運びました。 南果さんで、アポロさんの3周年記念で作られた自家製の本を、 見せてもらい、ぜひ行ってみたいと思ったのです。 残念ながら、そのすばらしい自家製本は、すでに完売(当然だな)して いたので、いま、読み返すことはできないけど、南果さんで読んだ、 あの本、よかったなぁ。 アポロさんのある、大和郡山は、城下町ということもあり、古い街並みが残ってて風情があります。そして金魚の町でもあります。歩いていたら、金魚グッズのみを販売しているへんてこな店に出会いました。 ストラップや灰皿、お菓子、タオル…。 あらゆるモノに金魚がはいっているのです。もちろん、店先では金魚すくいがありました! 何も買わなかったけど、いいお店でした。 その後、ユウの実家へ。 まだ、誰もいないと思っていくと、 すでに勢揃いでびっくりしました。 ユウははの、大みよちゃん(ボクの姉と、ユウのお母さんは、 一緒の名前なので、おおみよちゃん、こみよちゃんと使い分けます)や ユウのお兄さん一家、しほちゃんとも約一年ぶりの再会です。 おしゃべりになっていた、あすかちゃん(2歳)と、 無口ながら、我が道黙々といく、えいたろうくん(6カ月)にも 会いました。 おみやげに、大宜味の喜如嘉の浜でひろった 貝殻の詰め合わせセットをあげました。 夜は、近くのお料理屋さんへ。 豪華な鍋でした。 3日連続で鍋ですが、鍋好きなので飽きません! 鍋づくしーぃ! 食事のあいだも、あすかちゃんは踊ったり、 おしゃべりをしたり、そしてパクパクと食べたり忙しそうです。 好き嫌いがないらしく、何でも食べていました。 また、どういうワケか、おくらの種をていねいに、 ひとつずつ取り出してぼくにくれました。 ユウのそばでは、顔をものすごーく近づけて、 目をジーッと見ていました。 ユウがそういうことをするワケでもないのですが、 どこか、ユウと似ている感じがしました。なんでかなぁ。 それにしても、この日も、盛りだくさんな一日となりました。 疲れは大丈夫か、ユウも、ボクも…。 でも、まだツアーのまんなか。 後半には大きなイベントも控えています。 ちょっと先行きが心配になりつつ、 その場、その場を楽しみました。 あと、関西に帰ると中吊りや駅のポスターに、 どうも目がいきます。 きれいな文字組だなぁとか。 きれいな字間だなぁとか、 きれいな写真だなぁとか…。 なので、電車のなかでもあまり安らぐことはありません(苦笑)。 以下は、今回の帰省のなかで見た、きれいな広告の一部。 近鉄のホームページにも掲載されてました。 近鉄沿線の広告物は、きれいなモノが多いように思えます。 伊勢・鳥羽・志摩のこのシリーズにも、ググッと目を惹かれました。 中吊りで展開していた「贅沢三昧」もきれいでした。 鳥羽へ、海の幸を食べに行きたくなります。
by kurokawanwan
| 2006-10-29 13:41
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